昨年10月29日から始まった朴槿恵大統領の退陣を求める「ろうそくデモ」は年をまたぎ現在まで12週連続で行われている。そのピークは国会で朴大統領弾劾案が行き場を失うかに見えた6週目の昨年12月3日であったことは本紙でお伝えした通りだ。その後も筆者は毎週欠かさずデモの現場に足を運んでいる。12週目の様子を記録する。(ソウル=徐台教)

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この日は潘基文(パン・ギムン)前国連事務総長のポスターがはじめて登場した。潘氏はデモの2日前、1月12日に10年ぶりに韓国に帰国した。扱いは朴槿恵、李明博に続く「保守」としてのものだ。旧態依然の政治家と見られていることが分かる。潘氏は帰国後、全国を精力的に回り市民との交流を続けているが、未だ公式に次期大統領選挙への出馬表明をしていない。一部の韓国紙では、旧正月連休前の25日に記者会見を開くと報じている。
この日は潘基文(パン・ギムン)前国連事務総長のポスターがはじめて登場した。潘氏はデモの2日前、1月12日に10年ぶりに韓国に帰国した。扱いは朴槿恵、李明博に続く「保守」としてのものだ。旧態依然の政治家と見られていることが分かる。潘氏は帰国後、全国を精力的に回り市民との交流を続けているが、未だ公式に次期大統領選挙への出馬表明をしていない。一部の韓国紙では、旧正月連休前の25日に記者会見を開くと報じている。
1月14日は折しも、故朴鐘哲(パク・ジョンチョル)氏の30周忌だった。全斗煥(チェン・ドゥファン)政権下で民主化を求める学生運動を行っていた朴氏は、ソウル大学在学中の1987年1月14日、当時の内務部治安本部(現在は警察庁に統合)に連行され拷問を受け死亡した。事件を隠蔽・縮小し、証拠隠滅を図る警察・検察の態度は市民の怒りを呼び、「6月抗争」と呼ばれる大統領直接選挙制を勝ち取った民主化運動の導火線となった。この日のデモには献花台が設けられた、1月7日のデモで焼身自殺を行ったチョンウォン僧侶の献花台も設けられたため、献花のための花が配られていた。
1月14日は折しも、故朴鐘哲(パク・ジョンチョル)氏の30周忌だった。全斗煥(チェン・ドゥファン)政権下で民主化を求める学生運動を行っていた朴氏は、ソウル大学在学中の1987年1月14日、当時の内務部治安本部(現在は警察庁に統合)に連行され拷問を受け死亡した。事件を隠蔽・縮小し、証拠隠滅を図る警察・検察の態度は市民の怒りを呼び、「6月抗争」と呼ばれる大統領直接選挙制を勝ち取った民主化運動の導火線となった。この日のデモには献花台が設けられた、1月7日のデモで焼身自殺を行ったチョンウォン僧侶の献花台も設けられたため、献花のための花が配られていた。
この日,、ろうそくデモが始まる前の午後3時ころに、朴氏の追悼行事が行われた。「鐘哲(ジョンチョル)に会いたい」というプラカードも多数配られた。
この日,、ろうそくデモが始まる前の午後3時ころに、朴氏の追悼行事が行われた。「鐘哲(ジョンチョル)に会いたい」というプラカードも多数配られた。
光化門広場に設けられた、チョンウォン僧侶をしのぶ献花台。たくさんの市民が手を合わせていた。「愛しています。ろうそくが必ず勝利することを願っています。朴槿恵とその一団を必ず追い払わなければなりません」という、僧侶が遺したメッセージが掲げられている。
光化門広場に設けられた、チョンウォン僧侶をしのぶ献花台。たくさんの市民が手を合わせていた。「愛しています。ろうそくが必ず勝利することを願っています。朴槿恵とその一団を必ず追い払わなければなりません」という、僧侶が遺したメッセージが掲げられている。
チョンウォン僧侶。1月7日のろうそくデモ終了後に、光化門広場の一角で焼身自殺(焼身供養)を図り、病院へと搬送されたが、9日の夜に亡くなった。朴槿恵大統領が当選した前回の大統領選挙に不正があったとして、調査を求める運動を行うなど、社会運動に積極的であった。
チョンウォン僧侶。1月7日のろうそくデモ終了後に、光化門広場の一角で焼身自殺(焼身供養)を図り、病院へと搬送されたが、9日の夜に亡くなった。朴槿恵大統領が当選した前回の大統領選挙に不正があったとして、調査を求める運動を行うなど、社会運動に積極的であった。
崔順実氏・朴槿恵大統領と財閥との癒着を整理した横断幕。まるでお店であるかのように、利権をワイロで販売した内容を記している。
崔順実氏・朴槿恵大統領と財閥との癒着を整理した横断幕。まるでお店であるかのように、利権をワイロで販売した内容を記している。

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午後6時ころの様子。この日午後8時半、主催者側はソウルで延べ13万人、地方で1万6千人の計14万6千人がろうそくデモに参加したと発表した。体感温度がマイナス10度を下回る寒さに加え、弾劾審理中ということもあり関心が落ちていることから、人出は少なかった。なお、「朴槿恵大統領支持デモ」を多く見積もり、ろうそくデモを少なく見積もることへの批判から、警察は参加者数を発表していない。
午後6時ころの様子。この日午後8時半、主催者側はソウルで延べ13万人、地方で1万6千人の計14万6千人がろうそくデモに参加したと発表した。体感温度がマイナス10度を下回る寒さに加え、弾劾審理中ということもあり関心が落ちていることから、人出は少なかった。なお、「朴槿恵大統領支持デモ」を多く見積もり、ろうそくデモを少なく見積もることへの批判から、警察は参加者数を発表していない。




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