「在日選挙」の専門家に聞く

金雄基(キム・ウンギ)弘益大学商経学部助教授(政治学博士)は24日、筆者の電話インタビューに以下のように答えた。自身も在日コリアンである金助教授は、韓国の選挙への参加を呼びかけ、細かい手順などや政治ニュースを伝えるインターネットサイト「在日選挙zainichi senkyo」を2011年8月から主宰している。

「今回の議決をとても歓迎している。ただ、朴大統領弾劾から早期選挙へと向かう一連の流れの中で、在外国民の選挙権がどう扱われてきたのかをしっかりと理解する必要がある。在日韓国人は日本でも韓国でも無権利の状態が長く続いていた。黙っていたら何ももらえない、という気持ちで貴重な一票を生かしていくことが今後、大事になってくるだろう。普段から政治に参加する実感が必要だ。投票権の問題が解決したことで今後『在日選挙』のサイトを充実させていく」。

zainichi senkyoホームページhttp://zainichisenkyo.tistory.com/

韓国大統領選は5月10日前後か

なお、弾劾選挙の行方は3月10日前後に「認容」判決が出るという見方が支配的だ。この場合は「60日以内」の5月10日前後に次期大統領選が行われる。

だが、「棄却」判決を望む朴槿恵大統領側の動きも「太極旗デモへの動員」や「憲法裁判所の権威を毀損」など、なりふり構わないものになっており、予断を許さない状況となっている。

太極旗デモ
「弾劾反対」を主張する朴槿恵大統領支持派による「太極旗デモ」も、回を追うごとに参加者が増えている。2月11日撮影。