3月10日午前11時、韓国の憲法裁判所は弾劾審判の宣告を行い、朴槿恵大統領の弾劾訴追案を裁判官8人の全員一致で認容する内容を発表した。朴槿恵大統領は罷免され「元大統領」となった。

この日、憲法裁判所前には朝9時から朴大統領の退陣を求めてきた多くの市民がつめかけた。11時の開始時には主催者発表5000人以上が、大型モニターで生中継される宣告の様子を見守った。

憲法裁判所の李貞美(イ・ジョンミ)裁判長代行が、宣告の結論とも言える「主文」を読み上げたのは11時20分ころ。「被請求人である大統領朴槿恵を罷免する」。周囲は大歓声に包まれた。現場の表情を写真で報告する。(ソウル=徐台教)

「認容」を見越し明るい雰囲気

弾劾宣告日1
ろうそくデモの名物となった、ラッパ部隊。この日も最前線に陣取っていた。
弾劾宣告日2
「朴槿恵を弾劾せよ」司会者のコールに合わせプラカードを掲げる。
弾劾宣告日3
「朴槿恵大統領は刑務所に行け!」罷免され一般人になれば、不訴追特権が無くなり捜査を受けることになる。

0310_10

弾劾宣告日8
ろうそくデモの特徴は、老若男女問わず参加する多様性だ。やはり「朴槿恵弾劾 ろうそく勝利」のプラカードを掲げる。

弾劾宣告日9
黄色いプラカードには「朴槿恵のいない3月 それでこそ春だ!」とある。

厳重なポリスライン

弾劾宣告日4
憲法裁判所から150メートルほど離れた安国駅前十字路は警察によりすべて封鎖されていた。手前で「ろうそくデモ」が、右側で「太極旗デモ」が行われた。
弾劾宣告日5
緑色のドームが憲法裁判所だ。
弾劾宣告日6
安国駅前に通じる道は、警察の車壁で遮られていた。
弾劾宣告日7
警察のバスには「朴槿恵弾劾 ろうそく勝利」のプラカード。もちろん、デモの参加者のしわざだ。




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