本日15日午後に朴槿恵大統領との単独会談に臨む予定だった、第一野党の秋美愛(チュ・ミエ)民主党代表は14日夜、民主党の議員総会後に会談の取りやめを発表した。昨日に続き、民主党の動きを整理する。(ソウル=徐台教)

秋代表をめぐるドタバタ劇

秋美愛(チュ・ミエ)民主党代表。今回の騒動で株を大幅に下げた。
秋美愛(チュ・ミエ)民主党代表。今回の騒動で株を大幅に下げた。

秋代表の心を動かしたのは、党内と、他の野党、そして世論の大反発だった。韓国各紙の報道によると、秋代表は青瓦台(大統領官邸)への会談申請を、党内の意見調整を経ずに行ったとされる。激震に見舞われた民主党はこの日午後、国会で緊急議員総会を開き、その席で秋代表が決心した。

議員総会では強い口調で秋代表に詰め寄る議員の姿が見られたとのことだ。日刊紙「ハンギョレ」から、3つの批判ポイントを引用する。議員の多数は撤回を要求したという。(該当記事

(1)民主党が党論を「退陣」と決めていない状況で、突然、両者会談を提案したこと
(2)国民の党、正義党(第2、第3野党)の反発が明らかなのにも関わらず、両者会談の形式にしたこと
(3)党内の意思疎通無しに、秋代表が単独で決めたこと

一晩あけた15日、秋代表は自身のフェイスブックを通じ心情を吐露。「私の意に反し、国民と党員に対し混乱を与え申し訳ありません。両野党にも謝罪します」とし、今回の提案は「責任感と、状況が大統領に伝わっていないという憂慮から行ったもの」と弁解した。

続けて「大統領の下野だけが迅速に問題を解決する方法であると信じている(中略)今日からでも野党三党と市民社会が、膝を突き合わせて力を合わせるための非常時局機構の構成に向けた具体的な努力に入る」とまとめた。

秋氏の会談撤回に合わせ、痛烈な批判を行っていた朴智元(パク・チウォン)国民の党・非常対策委員長は15日、院内対策会議の席で、「会談の取りやめを心から歓迎し、秋代表の決断を高く評価する」と発言。「(会談受諾は)野党を分裂させる工作だ」とし「朴大統領と青瓦台は(民主党から)会談の提案があったにも関わらず連絡もしないなど、傲慢な態度を続けている。『朴槿恵・崔順実ゲート』後にも反省の色が見えない」と強い姿勢を崩さなかった。

一方、14日の午後、民主党舎前で抗議集会を行った市民社会も、秋氏の決断を歓迎した。だが「今日午後まで、市民社会側に何の相談もない」と関係者は明かした。