文在寅(ムン・ジェイン)元民主党代表は、15日午後2時半、国会にある議員会館で記者会見を開き、韓国国民に向けたメッセージを発表し「朴槿恵大統領の無条件退陣」を要求、「私は国民とともに全国的な退陣運動に乗り出す」と表明した。野党陣営に欠けていた最大の「ピース」が埋まることになり、朴大統領退陣に向けた野党の圧迫が強まることが予想される。メッセージ全文を掲載する。(翻訳=徐台教)

文在寅・元民主党代表。2012年の大統領選挙では現職の朴槿恵大統領に敗れた。記者会見の写真はこちらから。リンク(連合ニュース)
文在寅・元民主党代表。2012年の大統領選挙では現職の朴槿恵大統領に敗れた。記者会見の写真はこちらから。リンク(連合ニュース)

尊敬する国民のみなさん

私は「朴槿恵・崔順実ゲート」と呼ばれる、憲法の蹂躙、国政のろう断、権力型の汚職事件に接し、みじめな恥ずかしさと深い怒りを感じてきました。しかし、できるだけ我慢してきました。

明確で断固とした立場表明を要求する一部の批判まで甘受してきました。これはただ、国政の混乱を最小化しようという真剣な思いからでした。朴槿恵大統領にも退路を作ってあげたかったのです。しかし、朴大統領はこうした私とわが党の衷情を、最後まで無視しました。

そればかりか、韓日軍事情報保護協定を足早に推進するなど、権力についての未練を捨てられないまま、民心に逆らっています。

今、民心が何を望んでいるのは明白になりました。光化門広場で国民が口にした「これが国なのか?」という嘆きは、大統領の下野だけでは治癒できない、絶望感の表現です。大統領の退陣を超えて、時代を交替させ、国家の根本を一気に変えよという峻厳な命令です。国民が主人である国家、国民主権が確立する真の民主共和国を作ろうという国民の合意です。

今や後には戻れない状況です。
大統領が条件のない退陣を宣言するまで、私は国民とともに全国的な退陣運動に乗り出します。
すべての野党と市民社会、地方まで加わる非常機構を通じ、膝を突き合わせて退陣運動の全国民的拡散を論議し、推進していきます。

国民のみなさん

危機はまた、新たな機会です。「朴槿恵・崔順実ゲート」をきっかけに大韓民国は過去と決別し、国家を大改造する名誉革命に向かわなければなりません。腐敗と特権を大清算し、「土の匙」「金の匙」ではない、公正な世の中を作っていきます。私はわが国民たちの偉大な底力と成熟した民主意識を信じます。

2016.11.15
文 在 寅