2016年11月19日、ソウル市をはじめ全国で第4次「朴槿恵大統領退陣」ろうそくデモが行われた。

この日、主催した「朴槿恵政権退陣・非常国民運動(退陣運動)」が20時30分に発表したところによると、参加者はソウルで60万人超、地方で36万人と、合計で約96万人にのぼった。昨日の記事で言及していたソウル50万、地方で50万という「動員目標」に届いたかっこうだ。なお、警察発表はソウルで17万人、地方で9万2000人の計26万人であった。

ここで「市民団体が主催した」というのは正確な表現とはいえない。広報をし、芸能人を呼び、ステージと大型モニターを配置し、医療・弁護団などボランティアを通じデモのインフラを整えたのは「退陣運動」であるが、参加した市民の大部分(8割以上)はどんな市民団体にも属さない一般市民だからだ。

それでは、この日のデモの様子を写真で紹介する。

午後6時ころの光化門広場の様子。十字路を中心に、南側はソウル市庁手前まで、東側は鐘閣手前まで、北側は景福宮三叉路手前までギッシリと人波で埋まっていた。
午後6時ころの光化門広場の様子。十字路を中心に、南側はソウル市庁手前まで、東側は鐘閣手前まで、北側は景福宮三叉路手前までギッシリと人波で埋まっていた。
デモに欠かせないろうそくが有料で売られている。一つ1000ウォン(約100円)。カンパとして受け取るところも多い。
デモに欠かせないろうそくが有料で売られている。一つ1000ウォン(約100円)。カンパとして受け取るところも多い。
この日はソウル市内だけで100万人以上を集めた12日よりも人出が少なかった上に、写真のような「安全通路」が設けられていて、通行は多少ラクだった。だが、一度「ハマる」と動けないのは一緒だった。すし詰めにも関わらずろうそくを消さずにいる人もいて、緊張する。
この日はソウル市内だけで100万人以上を集めた12日よりも人出が少なかった上に、写真のような「安全通路」が設けられていて、通行は多少ラクだった。だが、一度「ハマる」と動けないのは一緒だった。すし詰めにも関わらずろうそくを消さずにいる人もいて、緊張する。
夜が更けるにつれ、参加する市民も増えていった。「デモに出勤する」と話す人もおり、週末のイベントとして完全に定着した感がある。
夜が更けるにつれ、参加する市民も増えていった。「デモに出勤する」と話す人もおり、週末のイベントとして完全に定着した感がある。

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先に「参加する市民と主催者は直接的に関係がない」といったが、主催者側の司会が無ければ始まらない。午後7時に合わせ、携帯電話のフラッシュとろうそくを合わせた「ウェーブ」が行われた。光の海が壮観だ。
先に「参加する市民と主催者は直接的に関係がない」といったが、主催者側の司会が無ければ始まらない。午後7時に合わせ、携帯電話のフラッシュとろうそくを合わせた「ウェーブ」が行われた。光の海が壮観だ。

光化門広場にそびえる李舜臣(イ・スンシン)将軍像。後方がメインステージのため、ライトアップされたかのようになる。この構図の写真はSNSにも多くアップされる。ちなみに像の前の垂れ幕には「糞を片付ける日」とある。
光化門広場にそびえる李舜臣(イ・スンシン)将軍像。後方がメインステージのため、ライトアップされたかのようになる。この構図の写真はSNSにも多くアップされる。ちなみに像の前の垂れ幕には「糞を片付ける日」とある。




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