全領域異常解決室についての考察・レビュー・続編について

藤原竜也主演のフジテレビドラマ「全領域異常解決室」についてのレビュー考察ブログです。
画像は公式サイトから引用させていただいています。

簡単なあらすじ

「全領域異常解決室」(通称「全決(ゼンケツ)」)は、現代科学では解明できない不可解な異常事件を専門に扱う捜査機関です。
神隠しやシャドーマン、キツネツキといった超常現象など、常識では考えられない事件に挑みます。
物語は、警視庁音楽隊から「全決」に出向を命じられた雨野小夢(あまの こゆめ)が、室長代理の興玉雅(おきたま みやび)と共に様々な怪事件に挑む姿を描きます。

出演者と各役の説明

主要人物

  • 興玉雅(おきたま みやび)(演:藤原竜也)

    • 「全領域異常解決室」(通称「全決」)の室長代理。
    • 冷静沈着で、常に冷静な判断を下す。
    • 古今東西の伝承や神話、超常現象に関する膨大な知識を持つスペシャリスト。
    • 普段は感情を表に出さないが、内に熱い探究心を秘めている。
    • 過去に何か秘密を抱えている様子が描かれている。
    • 藤原竜也さんの、シリアスな役どころが好きなファンにはたまらないキャラクター。
  • 雨野小夢(あまの こゆめ)(演:広瀬アリス)

    • 警視庁音楽隊カラーガード(通称「MEC(メック)」)出身の警察官。
    • ある日突然「全決」への出向を命じられる。
    • 明るく前向きで、天真爛漫な性格。
    • 超常現象には当初懐疑的だったが、事件を通して成長していく。
    • 興玉とは対照的な性格で、凸凹コンビとして物語を盛り上げる。
    • 広瀬アリスさんの、明るく元気なキャラクターが存分に発揮されている。

警視庁捜査一課

「全決」と対立、あるいは協力する立場の警視庁捜査一課のメンバー。

  • 荒波健吾(あらなみ けんご)(演:ユースケ・サンタマリア)

    • 警視庁捜査一課の警部で、ヒルコ専従班の班長。
    • ノンキャリアの叩き上げ刑事で、現場叩き上げの経験と勘を重視する。
    • 「全決」をオカルトかぶれの異常組織と揶揄し、敵対心を抱いている。
    • しかし、事件を通して興玉や小夢と協力していく場面も。
    • ユースケ・サンタマリアさんの、コミカルな演技が光るキャラクター。
  • 二宮のの子(にのみや ののこ)(演:成海璃子)

    • 警視庁捜査一課の警部補。
    • 荒波の部下で、冷静沈着な性格。
    • 「全決」の捜査にも理解を示す。
    • 成海璃子さんの、クールな演技が魅力的なキャラクター。
  • 北野天馬(きたの てんま)(演:小宮璃央)

    • 警視庁捜査一課の巡査部長。
    • 荒波の部下。
    • 若手らしく、現代的な感覚を持つ。
    • 小宮璃央さんの、フレッシュな演技が楽しめるキャラクター。

「全決」関係者

  • 宇喜之民生(うき の たみお)(演:小日向文世)

    • 「全決」の局長。
    • 組織のトップとして、興玉や小夢を見守る。
    • 小日向文世さんの、重厚感のある演技が光るキャラクター。

その他

各エピソードに登場するゲストキャストも、物語を彩る重要な役割を担っています。

  • 直毘吉道(なおび よしみち)(演:柿澤勇人)
  • 豊玉妃花(とよたま ひめか)(演:福本莉子)
  • 芹田正彦(せりた まさひこ)(演:迫田孝也)

ドラマを楽しむためのポイント

はおっち
このドラマを楽しむポイントは、現代の事件と超常現象の融合です。
身近な現代事件の中に、神話や伝承に基づいた超常現象が絡み合ってくることで、独特の世界観が生まれています。科学では解明できない事件に、「全決」がどのように挑むのか、その捜査方法や解決方法に注目すると、より一層楽しめるでしょう。

考察と感想(結末やネタバレを含む)

(ここからネタバレを含みますので、未視聴の方はご注意ください。)

最終話では、謎の神・ヒルコを巡る戦いが描かれ、「全決」メンバーが力を合わせてヒルコに立ち向かう姿が描かれました。特に、メンバーがそれぞれの能力を発揮して戦うシーンは、「神アベンジャーズ」とも評されるほど印象的でした。
ネット上では、「少年漫画でしか見ないポージング」といったコメントも見られ、その迫力とエンターテイメント性が高く評価されています。

また、興玉と小夢の関係性も重要なポイントです。
最初は反発しあっていた二人が、事件を通して絆を深めていく様子は、視聴者の心を打ちました。特に、最終回で小夢が興玉から事戸を受け継ぐシーンは、二人の関係性の変化を象徴しており、「胸熱」「エモい」といった感想が多く見られました。

はおっち

このドラマは、ミステリーと超常現象の融合という、他に類を見ないユニークな作品でした。各エピソードで描かれる事件は、どれも興味深く、最後まで飽きさせません。特に、最終回の神との戦いは、スケールが大きく、見応えがありました。

また、興玉と小夢の掛け合いも面白かったです。最初は反発しあっていた二人が、次第に信頼しあい、協力していく姿は、見ていて心が温まりました。

ラストシーンの考察(完全ネタバレ)

興玉はラストシーンで小夢に事戸渡しを行いますが、周囲に気づかれないように頭から人差し指だけを離す(つまり、事戸渡しは成功しておらず記憶は無くなっていない)のです。
そして本当に最後のシーン。
サングラス姿の興玉と偶然街中ですれ違う小夢。お互いに気付かない様子で歩き続けますが、すれ違った後に小夢はコートのポケットから鈴を取り出して、かすかに微笑んでみせます。
記憶をなくしたふりをしているけど、実はちゃんと覚えているということを興玉に知らせる印象的なシーンでした。

面白かった点

  • 斬新な設定
    現代の事件と超常現象を組み合わせるという、斬新な設定が魅力的でした。
  • 個性的なキャラクター
    興玉と小夢をはじめ、登場人物が個性的で、物語を盛り上げていました。
  • 迫力のある映像
    特に最終回の神との戦いは、映像的にも見応えがあり、迫力満点でした。
  • 心温まる人間ドラマ
    事件を通して描かれる人間ドラマも、このドラマの魅力の一つです。

以上、「全領域異常解決室」についての解説でした。この情報が、ドラマをより深く理解し、楽しむためのお役に立てれば幸いです。

続編への期待

最終回放送後、視聴者からは続編を期待する声が多数上がっています。
もちろん私も続編を期待していますが、下記のような点が特に続編では注目です。

  • 未回収の伏線
    物語の終盤で、興玉の過去や「全決」の成り立ちなど、未だ明かされていない部分が残されました。これらの伏線を回収するためにも、続編が期待されています。
  • 魅力的なキャラクター
    興玉と小夢をはじめとする個性的なキャラクターたちは、視聴者から愛されています。彼らの活躍をもっと見たいという声が多く上がっています。
  • 壮大な世界観
    神々との戦いを描いた最終回は、物語の世界観を大きく広げました。今後、どのような神々が登場するのか、期待が高まっています。
  • キャストの続編希望
    広瀬アリスさんをはじめ、キャストからも続編を希望するコメントが出ています。これは、続編制作への期待を高める大きな要因となっています。

ネット上では、「#全決続編希望」といったハッシュタグを使った投稿が多く見られ、ファンたちの熱い思いが伝わってきます。

ネット上の続編考察

ネット上では、続編の内容について様々な考察が繰り広げられています。

  • 興玉の過去
    興玉が過去にどのような経験をしてきたのか、なぜ「全決」に関わるようになったのか、といった考察が多く見られます。特に、彼が持つ特殊な能力と過去の出来事との関係に注目が集まっています。
  • 「全決」の成り立ち
    「全決」がどのように設立され、どのような目的を持っているのか、といった考察も盛んです。政府との関係や、他の機関との連携など、組織の背景について様々な意見が出ています。
  • 新たな神々の登場
    最終回で登場したヒルコ以外にも、日本の神話には数多くの神々が登場します。続編では、どのような神々が登場し、どのような事件が起こるのか、様々な予想がされています。
    特に最終話では「全領域異常解決室」京都本部が援軍で現れ、「東京はん、後手後手どすなあ」とキャラが強すぎる京都室長・日野克己(溝端淳平)が登場。強そうだが嫌味で若干ポンコツ感が漂い、東京本部の単独行動に「うちの尼寺局長、えらい怒ってましたよ」と抗議。
    京都局長・尼寺はアマテラスなのか?という憶測とともに、「天照役は天海祐希さんで!」との声も上がっている。
  • 荒波と「全決」の関係
    敵対していた荒波率いる捜査一課と「全決」が、今後どのような関係を築いていくのか、といった考察もあります。協力関係を深めるのか、あるいは再び対立するのか、注目が集まっています。

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